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消化器内科とは
人は食事をして生きています。
消化器は口から肛門までの食べ物が通過する器官と、栄養分の消化や吸収に必要な分泌物を出したり貯蔵したりする器官からなっています。
具体的には、食道・胃・十二指腸・小腸・大腸・直腸・肝臓・胆嚢・膵臓です。
消化器内科は、これらの消化器についての診察を行うところです。
消化器内科と消化器外科の違い
簡単に言うと、内科は「薬で治療」、外科は「手術をする」ところです。
つまり手術を必要としない病気は「内科」になります。
消化器内科は、内視鏡を使ってポリープなどの切除は行いますが、基本的に検査をし、お薬によって治療をします。
症状から疑われる病気
胸やけ、胸の痛み、咳、げっぷ
- 食道裂肛ヘルニア
- 逆流性食道炎
など
喉の圧迫感、つかえる感じ、食べたり飲んだりしたときにしみる感じ、胸や背中の痛み
- 逆流性食道炎
- 食道がん
など
みぞおちの痛み、胃のもたれ、膨満感
- 胃炎
- 胃がん
- 機能性ディスペプシア
など
お腹の痛み、お腹がはる、下痢や便秘
- 大腸がん
- 過敏性腸症候群
など
お腹の痛み、下痢、血便、おしりの痛み
- クローン病
- 潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患
- 痔
- 直腸がん
など
慢性的な便秘
- 大腸がん
- 機能性便秘
- 過敏性腸症候群
など
繰り返す下痢や便秘、便が細い、お腹が張る、スッキリ出ない
- 大腸がん
- 過敏性腸症候群
など
便と一緒にお尻から血が出る、ティッシュに血が付く、むずむずする、痛い、痒い
- 痔
- 直腸がん
- 潰瘍性大腸炎
など
どれも早期発見・早期治療が重要な病気ですので、気になることがある場合には、早めに専門医による検査を受けることが大切です。